初盆とは、人が亡くなってから、四十九日を過ぎ、初めて迎えるお盆のことです。
初盆に呼ばれた場合は、香典をお渡しするのが一般的ですが、一緒にお供え物を持参する場合もあります。
しかし、遠方である場合や、事情で参列できないなどの場合、お供え物を送りたい時、どうしたらいいでしょうか?
初盆のお供えを送る時期とは?
まず、お盆の時期は、地域により異なります。
新暦の場合は8月13日~16日、旧暦の場合は7月13日~16日が一般的です。
事前に確認するようにしましょう。
お盆の時期を過ぎて送ってしまっては、意味がありませんし、先方にも失礼にあたります。
また、この時期は、お中元の時期とも重なりますので、配送が大変込み合うことが予想されます。
先方へ配送を依頼される場合は、日にちに余裕を持って、送るようにしたいものです。
初盆の月に入り、お盆の10日前~前日までに確実に届くように送りましょう。
初盆のお供えに花で送るときの注意点とは?
初盆のお供えは、五供と言われます。
香・灯燭・花・浄水・飲食の5つです。
香は、線香。
灯燭は、ろうそく。
花は、お盆の時期に咲く花や、故人が生前好んでいた花。
浄水は水。
飲食は、旬の果物や、故人が生前好んでいた食べ物を送ります。
食べ物を送る場合は、できるだけ日持ちするものを選ぶようにし、果物は痛みやすいので
初盆の前日に届くよう、日時指定で、送るようにしましょう。
では、花を送る場合は、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか?
一般的に、仏前にお供えする花は、菊の花です。
花屋で頼む場合は、「仏前用で」と伝えましょう。
菊の花を入れて、あとはお好みの花を選んで作っていただけると思います。
白を中心として淡い色合いの花を選ぶのが無難です。
派手な色の花は、好まれませんので、注意しましょう。
また、故人の好きだった花があれば、入れてもらいましょう。
選ぶときは、トゲがある花(バラなど)は避けましょう。
トゲが魂に刺さると言われています。
また、花粉がつく花や毒がある花、花自体がポトッと落ちてしまう花は、避けましょう。
詳しくは、花屋の方に聞いてみてくださいね。
また、手紙やメッセージを必ず添えます。
文例としては
・初盆を迎えられるにあたり、心ばかりですが、お花を送らせて頂きました。
ご生前の面影を偲び、改めてご冥福をお祈りいたします。
・○○様の初盆を迎えるにあたり、改めましてご冥福をお祈り申し上げます。
ささやかですが、お花を送らせて頂きました。
当日はお参りに行くことができず、遠方より合掌させていただきたいと思います。
・故人の面影を偲びつつ、遠方から合掌させていただきます。
ご生前のご厚情に感謝するとともに、謹んで故人のご冥福をお祈り申し上げます。
このようなものがあります。
参考にしてみてください。
まとめ
初盆は、亡くなってから一度しかないものですので、ご遺族にとっても大切な式です。
マナーを守り、故人を偲びましょう。