金色不如帰ってどこかで聞いたことあるなって思ったらカップラーメンにもなっているくらいの有名店。
新宿にあったのね、と思いつつ、見つけたならば行ってみなければ気がすみません。
しかも、鯛と蛤の出汁を使っているというじゃありませんか。
以前ハマグリ系のスープという触れ込みで入ったラーメン屋は散々な味でしたが、有名店ともなるとどこまで蛤の旨味を引き出すことができるのか、食べる前から期待が膨らみました。
てか、店の近くまで来た時点でとてつもなく旨いラーメンの香りがしてたんですよね。
12時を過ぎてたこともあり店の前には行列が。
といっても回転率はなかなかのものでそんなに長いこと待ったわけでもありませんでした。
お店の前でジャバラ折の列に並ぶようになっていて、店内に入ったら食券を購入。
そこからさらにコの字になってるベンチに座って待ちます。
待っているお客さんが席に呼ばれるたびにコの字ベンチに座っている人たちが席をずらしていきます。
期待値がじょじょに高まっていきます。
そして、待つこと20分ほどでラーメンが目の前に！
まさに金色のスープ！
真鯛と蛤の出汁が絶妙なハーモニーを奏でています。
蛤の深くやさしい味わい。
蛤って貝の中ではどうしても薄味になってしまいがちなんですよね。
ホタテや牡蠣は独特の旨みと香りがガツンとくるものがあるのですが、蛤はそこまでの強さはないわけです。
そして、真鯛の出汁もこれ単体ではそれほど強い味わいとなるものではないと思います。
真鯛出汁を特濃で絞り出して初めて飲みごたえが出てくるものであって、金色不如帰のようにすっきりしたスープの場合は真鯛の淡白な味わいを蛤の旨みがふか～い深みを与えているのです。
なるほど、さすが有名店は違います。
全粒粉の麺もスープとの一体感が抜群で旨い。
ラーメンで全粒粉の麺を出してくれると栄養のことも考えてくれてるのかな？なんてちょっと思ってしまいます。
全粒粉は全粒粉なりの旨さがあるんですが、麺のコシやのどごしがそれだけで変わります。
淡麗系の煮干ラーメンなんかは割と麺が細かったりするのですが、金色不如帰の麺はそれに近い感じですね。それでいて全粒粉になっている麺です。
なんか麺自体にも独特の味わいがあるような気がしました。スープとの一体感が本当に抜群で麺をすするたびに旨さがこみ上げてきます。
飲み干す一杯でした！
スープは割と多めな感じがしましたがけれども飲み干す。
ごちそうさまでした！
今度はつけ麺を食べたいです。
