お盆は、8月13日〜16日の4日間で、御先祖様の魂が帰ってくる期間とされています。
独身の頃はお盆の細かい事なんて気にしていなかったけど、結婚するとそうもいきません。
ましてや結婚後初めて、嫁として夫の実家へ帰省となると、最低限の知識は持っていたいですね。
そこで、お盆にお供えする物の意味とマナーについて調べてみました!
お盆のお供え物は亡くなった御先祖様に感謝の気持ちを込めて贈るもの
お盆の時期が近づくと、果物や蓮の形をした落雁(らくがん)がたくさん並びますよね。
子供の頃、ちょうどお盆の時期に落雁を食べさせてもらった事がありますが、苦手だったのを覚えています。
どうしてお盆には落雁をお供えするのだろうと疑問に思っていました。
この落雁、米の粉と砂糖から出来ています。
昔は身分の高い人しか口にする事が出来ない高貴な食べ物だった事から、最も高級な物を大切な御先祖様にお供えするという昔の名残で、今もお供えする様です。
お盆の時期に仏壇の近くの盆棚に精霊馬をお供えします。
きゅうりとナスにそれぞれ4本の割り箸を刺したもので、きゅうりが馬、ナスが牛を表しています。
この馬と牛の捉え方は地域によって様々あるようです。
馬は、御先祖様が早く我が家に帰ってきてもらえるよう、牛は、御先祖様にゆっくりと帰ってもらえるようにというのが基本の様ですが、お盆が終わって御先祖様が帰る際に、たくさんのお供え物を牛に乗せて帰れるように牛もお供えするという捉え方の地域もあります。
上記の他にも、御先祖様が好きだったものなどを、日頃の感謝の気持ちと供にお供えしましょう。
これは絶対にダメ!お盆のお供えマナーとは
お供え物として適さないものもあります。
それは、お肉や魚です。
これらは、殺生を連想させるものとして、お供え物としてはタブーなのです。
精進料理に肉や魚を使用していないのも同じ理由です。
また、箱に入っている物は箱を開けて、中が見えるように盆棚に供えしましょう。
仏壇にお供えする際は、中身をお皿などにだして、食べられる状態でお供えします。
義実家へお盆のお供え物を用意する際は、お盆中は基本的にはお供え物を絶やさない様にする事を踏まえて、賞味期限が長いものを選ぶとよいですね。
お盆は親戚同士の交流の機会!
お盆は、御先祖様をお迎えし、日頃の感謝の気持ちを示す大切な行事です。
また、親戚がたくさん集まるので、夫の妻として夫側の親戚と交流を深めるよい機会ともいえます。
お盆と言っても宗教や地域によって様々なので、分からない事があれば夫側の両親に確認しましょう。