天気

風速の定義は何!?台風用語に詳しくなろう!

日本では、毎年のように台風のニュースは聞かれますよね。

日本はなぜ台風が多いのでしょうか。

それは日本の地理的要因が大きく関係します。

台風の原型である「低気圧」に日本の南東の海上では、台風の卵とも呼ばれる熱帯または亜熱帯低気圧が数多く発生・発達しやすい場所でもあるので、その発生した台風が、上空の風の流れに乗って日本に上陸するのです。

風の強さを表す風速○○mとは具体的に何が○○mで、どうすることを意味する単位なのでしょうか?

また計測はどのような方法で行われているのでしょうか?

今回は、台風に関することをご紹介します。

台風の渦は空気の流れ

風というのは空気の流れ(動き)です。

風速○mとうのは1秒間に空気がどれだけ移動したかを表しています。

水は高いところから低いところへ流れるように、空気も気圧の高いところから低いところへ流れます、これが風です。

水の場合、高低の差が大きければ流れが早くなりますが、空気も同じです。

気圧の高低差が大きくなれば流れが速くなります。

低気圧の場所ができると、周りから空気が流れ込んできます。

気圧が低くなればなるほど空気の流れが速くなります。

水の流れで言えば低気圧は急流、台風は滝のようなものです。

この空気の流れが地球の自転の影響で渦をまくのです。

台風の最大風速とは?

風は、一定の速さで吹いているものではなく、ある時は強く、ある時は弱くと、その速さが変化しています。

ひとことで風速といっても、平均風速や瞬間風速というように風速を求める時間によって様々な風速があります。

「最大風速」は10分間の平均風速の最大値で、「最大瞬間風速」は瞬間風速の最大値になります。

最大風速と瞬間最大風速の違いとは、台風情報などでは、風速は次のようにいろいろなパターンでつかわれます。

・中心付近の最大風速

・瞬間最大風速

・風速25m以上の暴風域

暴風警報が発表され、「25mの暴風の恐れがある」といった場合、瞬間風速では50m近い風が吹く可能性がありますので、注意が必要です。

例えば予報などでは、

「中心付近の最大風速は33mで、瞬間最大風速は50m…」

これはつまり、中心付近では、だいたい時速118mの風が吹き荒れていて、瞬間的には時速180㎞の突風が吹く状態になります。

ちなみに時速180㎞(風速50m/s)クラスの突風では、電柱が倒れたり、トラックが横転したり、家屋が倒壊する危険性があります。

このように、台風で使われる風速には、原則的に「最大風速」と「瞬間最大風速」の2種類があり、瞬間的には、最大風速より1.5倍から2倍強い突風(瞬間最大風速)が吹くというふうに覚えておくといいと思います。

時速?風速?台風の情報について

「台風」とは、最大風速17m以上の熱帯低気圧を指します。

風速17mは時速61㎞で、イメージとしては

「風にむかって歩けない」

「傘がさせない」

「雨戸やシャッターが揺れて音をたてる」

「高速道路では、横風で車が流される」

…そんな風の強さです。

風だけをみれば、最大風速17m程度であれば、春一番や冬の木枯らしでも吹きますし、それほど厳重な警戒が必要なレベルではありません。

しかし、暴風域と呼ばれる風速25m以上になると、厳重な警戒が必要で原則外出すると危険というレベルになります。

ですから、台風予報などで台風の風のリスクを判断する場合、「風速25m以上の暴風域」があるか?ないか?が、ひとつの基準となります。

台風情報をみて、自分がいる地域が暴風域に入りそうなのであれば、暴風域突入後は外出を控えるように準備が必要です。

また、注意したいのは、風速25m以上の暴風域がない台風の場合でも、それなりの突風や場合によっては竜巻で大きな被害が出ることもあるそうです。

台風で命に危険が迫るのは、風そのものよりもむしろ、高潮や洪水、土砂災害などだということも決して忘れてはいけません。

暴風域がない台風でも竜巻、高潮、洪水、土砂には厳重に警戒は必要だということです。

風速に対して、ある程度のイメージをもち、自分なりのセーフティーゾーンを考えながら、安全確保に努めていきましょう。

日本に上陸する台風は、8月・9月にかけてが一番多いという傾向にあります。

しかし台風は、夏場だけではなく、春や秋・冬にも発生しているのです。

最近は、異常気象の影響もあり、台風が発生する時期も梅雨前に発生したり、10月頃にも発生したりと、昔の感覚ではいられないようになっています。

このように、台風は1年中発生しているのですが、日本には、夏の終わりの太平洋高気圧が弱まった頃にしか、台風が来やすい状態ができないため、その時期に集中して台風が上陸するのです。

まとめ

最近では、異常気象の影響で季節外れの台風も数が増えてきているようです。

備えあれば憂いなしという言葉がありますが、台風が多い国であることを認識して、備えるようにしましょう。