「暑さ寒さも彼岸まで」というように、季節の節目に彼岸はありますね。
お彼岸は年に2回、春彼岸と秋彼岸がありますが、2018年の秋のお彼岸はいつからいつまでなのか。
そして、お彼岸にはどうしておはぎを食べるのか?
あわせて、お彼岸に行うお墓参りの時期などについてもご案内をしていきます。
お彼岸にお墓参りを予定されている方は、ぜひ参考になさってください。
なぜおはぎ?2018年のお彼岸も食べる理由
お彼岸といえば、「おはぎ」や「ぼたもち」をイメージする方も多いでしょう。
お彼岸の時期には、春はぼたもち、秋はおはぎを作って仏壇にお供えしたり、家族みんなで食べたり、ご近所におすそ分けをしたり・・・。
最近では、店頭で一年中「おはぎ」を目にすることも少なくありませんよね。
おはぎの由来は秋の七草と呼ばれる「萩」の花が小豆の粒と似ていることから「萩餅」、それから丁寧な「お萩餅」、そして「おはぎ」という呼び方になったと言われています。
日本において小豆は縄文時代の古墳から発見されるくらい古くから、生活に欠かせない食品でした。
本来「赤色」には「魔除け」の力があるといわれており、小豆は祝の席や儀式の際には、お赤飯や砂糖を混ぜてあんこにして捧げられてきました。
その風習から、お彼岸ではお餅には「五穀豊穣」を、小豆には「魔除け」の意味を込めてぼたもちやおはぎにしてご先祖さまへの感謝と家族の健康を願って墓前やお仏壇にお供えするようになったといわれています。
2018年ももうそんな時期、秋のお彼岸について
秋のお彼岸(秋彼岸)の時期
お彼岸の期間は、秋分の日を中日として前後3日間を合わせた7日間です。
具体的にはいつからいつまでなのかチェックしてみましょう!
2018年の秋のお彼岸【秋彼岸】はいつ?
9月20日:彼岸入り
9月23日:彼岸の中日(=秋分の日)
9月26日:彼岸明け
【彼岸入り】
彼岸入りというのはお彼岸の期間へ入る初日の事を言います。
この日を境に極楽浄土への道が開ける期間とされています。
【彼岸の中日】
お彼岸の中日とは春分の日と秋分の日の事を表します。
【彼岸明け】
お彼岸が明ける日のことをいいます。
お彼岸とは太陽の高さの関係で1日の昼と夜の長さが同じになる「春分の日」と「秋分の日」に行われる行事です。
浄土真宗に伝わる考え方として、極楽浄土は真西にあるとされています。
そのため真西に太陽が沈み極楽浄土への道が記されているとされているため、この日にお墓をお掃除やお経を唱えてもらうことで、ご先祖様が無事極楽浄土へと辿り着けるように行われています。
お彼岸とは極楽浄土へご先祖様が迷わず無事に辿り着くための行事とされています。
お彼岸を迎える準備の方法をご紹介します。
準備するものや内容は大きく3つあります。
◎お仏壇、仏具の掃除
◎お墓の掃除
◎供花やお供え・お墓参り
お彼岸の日はご先祖を極楽浄土へ迷わずたどり着くための行事ですから、お墓の掃除をして先祖を迎えそして送る行事とされています。
お盆のように特別な準備やお飾りは必要ないですが、基本は家族揃ってのお墓参りになります。
お彼岸の期間中ならいつでも良いのですが、お墓参りは、やはり中日にお参りされる方が一番多いと言われます。
春彼岸も秋彼岸も、基本的な準備は変わりませんが、お供え物や花を季節に合わせる必要があります。
年に2回あるお彼岸は、1年の中でも季節が穏やかな時期です。
まとめ
お彼岸は、先祖や故人に思いを馳せることができる貴重な機会です。
これまであまりお彼岸に参加したことがない方も、ぜひ家族で墓参りに行ってはどうでしょうか。