大切な人が亡くなって初めて迎える初盆。
8月13日にお墓に御先祖様を迎えに行き、提灯や精霊馬を飾ります。
そして親族や亡くなった方の友人を招き、お坊さんをお迎えしてお経をあげてもらい、
その後故人を偲んで会食をします。
お迎えする方も準備やおもてなしなど色々と大変ですが、お招きされる方も失礼の無いようにしたいものですね。
そこで、1番気になる初盆の香典の表書きや、金額の相場について調べてみました。
初盆の香典の表書きの書き方とは?
初盆に参加する際の香典ですが表書きは、「御仏前」、「御佛前」を使用します。
通夜や葬式、初七日など、亡くなって四九日間は「霊」として存在するとされている為、「御霊前」でよいのですが、四十九日法要後は成仏され「仏」になられたという事で、御仏前や御佛前を使います。
なので「御霊前」は、お盆の香典では使わないようにしましょうね。
水引は基本的には黒も白を使用し、悲しみが二度と起こらないようにとの願いが込められている結び切りや、あわじ結びを使用します。
水引は黄白を使用する地域もあるそうです。
表書きや名前を書く時のインクの色は、黒で大丈夫です。
ちなみにお葬式では薄墨を使いますが、その理由は「大切な人との別れが悲しく、涙で墨が薄まった。」「墨をする時間を惜しんで飛んできた」など、悲しい気持ちを表現したものとされています。
初盆の香典の金額はいくら?
立場によって変わる香典の金額。
法要後の食事会に参加するかどうかでも変わります。
相場としては五千円〜一万円です。
故人との親交の度合いや、法要後の食事会に参加する場合は一万円〜二万円ほど包んでも良いでしょう。
香典と一緒にお供え物を贈る場合は、その分の金額を調整しても良いと思います。
あくまでもこれらは一例です。
地域での違いや親戚同士で金額を合わせる場合もあるので、分からない事があれば地域の行事をよく知っている人に質問するのがよいでしょう。
お渡しするお札は新札やボロボロのお札は控え、(新札しかない場合は半分に折り目をつけましょう。)2枚以上のお札を入れる際は向きを揃えましょう。
まとめ
◯初盆の香典の表書きは「御仏前」「御佛前」を使用する。
「御霊前」は四十九日後は使用しない。
◯水引は黒白の結び切りやあわじ結びを使う。
◯香典の相場は五千円〜一万円。法要後の食事会に参加する場合は一万円〜二万円包むのもよい。
◯新札やボロボロのお札は使わない。新札を使用する場合は、一度半分に折ってから使う。
最後までお読みいただきありがとうございました。