イオン銀行は、クレジットカード(イオンカードなど)イオングループであることを最大限に活かしたサービスを展開しています。
住宅ローンも連携しており、さまざまなサービスや特典があります。
そんなイオン銀行の住宅ローンについての評判や実際にローンを組んでいる方の声などをとりあげて、メリット・デメリットを紹介したいと思います。
イオン銀行の住宅ローンの評判は?
イオンならではのお得な特典とサービスがある住宅ローンとは一体どういったものなのでしょうか。
① 10年間固定金利が業界最低水準。
② 5年間イオングループでのお買い物が5%割引。
③ お得な特典(預金の金利優遇、ゴールドカード無料発行など)
④ 保証料、一部繰上返済手数料、団体信用生命保険料が無料。
住宅ローンにおいて、変動金利が業界最低水準(固定金利も低いです)となっており、利用者からの評判も良好です。
イオン銀行の住宅ローンの最大のサービスの特徴は、「イオングループでの買い物が毎日5%割引となる特典」です。
これはイオン銀行の住宅ローンを利用すると、イオン、マックスバリュー、まいばすけっと等のイオングループでの買い物が5年間毎日5%割引になるもので、イオンで普段の買い物を行っているご家庭にとってはかなり嬉しいサービスといえます。
このような点は、”ファミリー”にとって魅力的なサービスを提供し続けているイオングループならではのサービスと言えるでしょう。
イオン銀行の住宅ローンの審査はどの程度?
住宅ローン審査期間は、どの程度なのか気になる方も多いのではないでしょうか?
◎仮審査は、3日から7日
◎本審査は1から2週間程度
※受付状況や申し込みの内容によっては、さらに時間が必要になるケースもあります。
また、2018年1/31よりペーパーレスの住宅ローン契約に対応しているので、審査期間が大幅に短縮されることが期待できます。
イオン銀行の住宅ローンで借り換えシミュレーションをしてみよう!
住宅ローンシミュレーションとは、現在の年収や家賃などから、お借入れ可能額を試算できるクイック診断になります。
例えば、現在の住宅ローンが20年間で2,000万円残っていた場合、金利が1%違うと返済総額が200万円以上も異なり、とてつもなく大きな差になります。
2%違っていたら400万円をゆうに超えます。
まず、返済総額がいくら軽減されるのか?そこを知るところから始めましょう。
公式ホームページの住宅ローンシミュレーションを使って、金利などの条件を入力することで総返済額や毎月の返済額を試算することができます。
ご自分でセルフチェックしてもよいですし、イオン銀行店舗に立ち寄って調べてもらうということもできるので便利です。
事前にどれくらい節約できるのかチェックすることができますよ。
イオン銀行の住宅ローンの事前審査は厳しい?
☆申込の条件
①年齢
借り入れ時の年齢が、満20歳以上満71歳未満で、最終返済時が満80歳未満であること。
ただし、8疾病保障付き住宅ローンを選ぶ際は、借り入れ時の年齢が満20歳以上満50歳未満で、最終返済時が満80歳未満であること。
②勤続年数
勤務期間が6ヶ月以上。
会社経営者および個人事業主の方は事業開始後3年を経過していること。
③雇用形態
条件は特になく、正社員に限らず派遣社員・契約社員でも審査申し込みOKです。
④年収・収入
給与所得者、会社経営者の場合は、前年度の年収が100万円以上、個人事業主の場合には前年度所得が100万円以上。
⑤ 国籍
日本国籍、または永住許可を受けていること。
審査基準として、審査申し込みの条件は総合的には緩めのようですが、もちろん厳しい部分もあります。
勤続年数及び年収は、「安定かつ継続した収入の見込める方」というのが基準で、詳細は勤務形態によって異なります。
収入源が年金のみの場合の方は、原則申込みが出来ません。
イオン銀行の住宅ローンの金利はどの程度?
イオン銀行の住宅ローンには、人気のメリットとして、
変動金利や10年固定金利が最低水準です。
変動金利(借り換え)は0.49%、新規は0.57%です。
住信SBIネット銀行の0.439%、新生銀行の0.50%、楽天銀行の0.507%と並んで安価です。国内主要銀行の中でもTOPクラスの低金利を実現しています。
さらに、保証料は不要です。
金利は低くても、保証料が高い銀行は数多くあります。
イオン銀行は低金利に加えて、保証料も0円なのが魅力です。
[st_af id=”453″]
イオン銀行で住宅ローンの繰り上げ返済は、他社とどの位差が出る?
イオン銀行で住宅ローンの繰り上げ返済をする際に、他銀行と比べてどのくらいの差ができるのでしょうか。
一例として、2012年に住宅ローンを借りた家族の事例を紹介します。
当時の借りた優遇金利の変動金利0.875%でした。
当初は、この金利は低いと思っていましたが、しかし、長期金利はいまだかつてない低水準です。
イオン銀行の変動金利は、現在は年0.57%です。
借換えをするだけで、金利が0.305%下がります。
イオン銀行に変更すれば、借換えをした場合一体どれくらいのお金が変わるのか、シミュレーションしてみることにしました。
☆2012年に住宅ローンを契約時
○中古マンション物件価格
2,850万円
○借入当初金額
2,800万円
○借入銀行
三菱東京UFJ銀行
○借入金利
変動金利0.875%
○借入年数
35年
○返済方法
元利均等
○毎月支払額
77,419円
☆イオン銀行で借換えをする場合
○借入希望額
2,638万円
○借入金利
変動金利0.57%
○借入年数
32年9ヶ月
○ボーナス返済
無
○諸費用ローン
無
比較した結果です。
○借入れ金利
0.570%
○毎月のご返済額
月々 73,600円
△比較 月々 -3,819円
○年間のご返済額
883,200円
△比較 -45,828円
○お支払い総額(諸費用は含まず)
28,924,859円
△比較 -1,500,808円
現在とシミュレーションをした結果を比較して見ると、毎月の支払い額が約3,800円しか変わりません。
それでもトータルで約150万円、年単位で約45,000円減る効果はあります。
このように数字で見ると借換えがとてもお得だということがわかります。
イオン銀行の住宅ローンはどこで相談できる?
① イオン銀行の店舗に行き申し込む
なんといっても店舗だと「対面で申し込むことができる」ので、記入での不明点や不安はなくなります。
② インターネットで申し込む
パソコンやスマートフォンで24時間いつでもお申し込みが可能です。
WEBからお申込後、仮審査時間は事前審査の場合、最短3営業日~1週間程度の審査日数が必要です。
事前審査(仮審査)結果は、郵送かお電話で回答されます。
[st_af id=”1442″]
イオン銀行の住宅ローンでのつなぎ融資を受ける際に必要な費用は?
住宅ローンというのは、購入物件が担保になるからこそ低金利で利用できるのです。
しかし、つなぎ融資・つなぎローンの場合は、担保にする物件がない状態で契約します。
無担保ローンになるので、住宅ローンの金利と比較するとそれなりに高金利になってしまうのです。
住宅ローンは、原則建物が完成した後に融資が開始されます。
建物が完成している場合は、そのまま住宅ローンの融資を受けることができるのですが、不動産会社や建築会社などの業者に着工金などの支払いが必要となるため、住宅ローンが実行されるまでに資金が足りない場合が出てきます。
そこでまだ建物が完成していない場合は、住宅ローンの融資が始まるまでの期間内だけ一時的な借り入れを行います。
このようにつなぎ融資とは、実際に住宅ローンが実行されるまでの間の繋ぎとして借り入れを行うローンです。
☆例えば注文住宅の場合
注文住宅の場合は、お金の支払いタイミングが一回ではありません。
土地の購入
契約時:工事費の3分の1
中間(上棟):工事費の3分の1
引き渡し:工事費の3分の1
となります。
注文住宅などの建設を行う業者は、中小企業のケースも珍しくないので、最終1回の支払いだと資金繰りが回らなくなってしまい、3回に分けるのが一般的なのです。
つなぎ融資の注意点としては、「金利が高い」ことです。
イオン銀行で住宅ローンを利用する際に、資金実行期限までに資金が必要になったら、フラット35つなぎというプランがあります。
フラット35とは、建設土地の購入資金や建築請負契約金額に基づく(着手金、中間金等)複数回に分けての支払いが、住宅ローン実行よりも先行して、必要となるお客さまにご利用いただける融資制度です。
このようなプランも上手く活用されてみてはどうでしょうか。
イオン銀行で住宅ローンをする際、手数料はどのくらいかかる?
イオン銀行の場合、取扱手数料は2つのタイプから選択できます。
1.定額型:108,000円(税込)
2.定率型:お借入れ金額の2.16%(税込)
[最低取扱手数料216,000円(税込)]
金利優遇幅を最大にするには2の定率型を選ぶ必要があります。
例えば、2,500万円借り入れる場合、取扱手数料はその2.16%なので54万円です。
イオン銀行に限らず、ネット銀行全般に言えますが、保証料を必要としない代わりに取扱手数料が高いのです。
デメリットとしては、イオン銀行住宅ローンの諸費用は、他の金融機関より確実に高めの設定になると思われます。
[st_af id=”453″]
イオン銀行の住宅ローンを利用した人たちの口コミはどう?
実際に、住宅ローンを利用した方の声をお届けします。
☆男性(40代)職業:公務員 家族構成:妻、子供1人
2013年に中古一戸建住宅を購入しました。
土地建物含めた物件価格は、1300万円。
200万円を頭金としたので、借入額は1100万円でした。
イオン銀行に相談し、スムーズに商談が進み、変動金利で25年間のローン期間で契約できました。
イオン銀行は、地元の地方銀行に比べて、金利が安かったほか、キャンペーン期間中につき、取扱手数料5万円引き、初年度1年間はさらにマイナス0.1%金利優遇、最初の5年間はイオン直営店でのイオンカードでの買物が5%引きになるなどの特典がありました。
イオンでよく買物をするので、このメリットは大きかったです。ただ、ネット銀行なので仕方ないですが、すべて郵便やメールでのやりとりでしたので、担当者とは結局一度も会えなかったということが少々不安な点でした。
イオン銀行は、知名度は低いかもしれませんが、金利やショッピング面でメリットが大きいので、おすすめします。
イオン銀行の住宅ローンを利用する際の諸費用はどのくらいかかる?
イオン銀行の諸費用は下記の表のようになります。
保証料 0円
事務手数料
定率型:借入金額の2.16%(税込)(最低20万+税)
定額型:108,000円(税込)+金利0.2%上乗せ
団体信用生命保険料 0円
収入印紙 必要
一部繰り上げ返済手数料 0円
全額繰り上げ返済手数料 50,000円+税
繰り上げ返済可能額 1万円以上
イオン銀行でもいくつかの諸費用が0円になっています。
保証料、団体信用生命保険、一部繰り上げ返済手数料が0円です。
全額繰上げ返済手数料は有料になりますが、1回分の返済だけ残して一部繰上げすれば、手数料は無料になるので問題ありません。
(残り100万円なら、99万円繰り上げ返済するということ)
気になるのは事務手数料ですが、2種類から選ぶことができます。
定率型は、借入金額の2.16%です。
定額型は、約10万円と安いかわりに、金利が0.2%上乗せされてしまいます。
どちらが良いかは、借入金額や借り入れ年数などによってくるので、住宅ローンの担当者と相談して、お得になる方を選びましょう。
事務手数料は他行の住宅ローンと比較すると普通ですが、定率型と定額型のどちらかを選べるのは良いと思います。
イオン銀行の住宅ローンの必要書類をザッと紹介!
① 事前審査のお申し込み
② 仮審査結果のご連絡
③ 正式申込書類のご送付
④ 正式申込書類のご提出
⑤ 本審査
⑥ 本審査結果回答連絡
⑦ 契約のお手続き
⑧ 抵当権設定のお手続き
⑨ お借り入れ
上記の流れにそって、申込みする際に必要な書類はたくさんあります。
【準備する書類】
自宅に保管してある物、役所や勤務先で取得する物、不動産業者や管理会社に問い合わせる物、大きく分けて3種類です。
1. 住宅ローン正式申込みに関する書類
イオン銀行から送られてくる住宅ローン申込みに必要な書類以外に、現在の住宅ローン返済予定表や、直近1年間の返済実績がわかるもの、加入中の火災保険証書などが必要となります。
2. 役所や勤務先で取得できる書類
住民票や健康保険証、運転免許証などの身分証明書類が必要です。
その他、源泉徴収票などの所得証明も必要になりますので、お持ちでない場合は、役所または勤務先等に申請しましょう。
3. 管理会社や法務局で取得できる書類
ご自宅がマンションか戸建かにより、必要書類は異なりますが、どちらかといえばマンションの方が書類は少なくて済みます。
不動産売買契約書や重要事項説明書などは、不動産業者に問い合わせください。
不動産登記簿謄本は法務局で取得することができます。家の間取図や住宅地図も提出書類として必要となります。
[st_af id=”453″]
これら書類を揃えるのに全部で数時間かかるとは思います。
面倒な書類記入は挫折しがちですが、店舗のスタッフの方にサポートしてもらいながら完成させましょう。
最後に
イオン銀行の住宅ローンには、金利が低金利であることや当初固定金利の当初期間終了後の金利上昇が少ないこと、イオンでの買い物5%OFF特典があることなどとてもメリットが多いので、とくにおすすめできる住宅ローンであるといえます。
イオン銀行の住宅ローンをご検討されている方は、ご参考にしていただければ幸いです。